イロドリ勢が始めるチュウニズム日記

イロドリミドリにはまった恵海人がチュウニズムをがんばってます

そこまで追ってなかった人から見たヴイアラ

2024/3/31に行われたヴイアライブのライブ、まず何よりも1人も欠かさずデビューした3人と彼女達の可能性を信じ続けたプロデューサーに賞賛と労いを贈りたいと思います。

 

ここからはライブを見ていた個人としてのこれまでのヴイアライブの見方とライブの感想になります。

 

まずはっきり言ってしまうと、1年間の審査の末にデビューが決定するというこの企画は今でも快く思っていません。

このプロジェクトの立ち上げ当時、アーケード時代にプロデュース失敗したアイドルを見て謝罪をするプロデューサーの姿が印象に残っていると話しながらこの企画の説明をした時、かなりの驚きをもっていました。

彼女達はアイドルだがそのプロデュースはあくまでゲーム、分析して失敗したらまたやり直して頑張ればいい、その関係は今でこそ、「アイドルとプロデューサー」と呼べるものだが、その関係はあくまで「ゲームとプレイヤー」の延長線上にあるもの、そこに現実のアイドルオーディション要素を組み込むことにとても抵抗がありました。

プロデュース成否がゲームクリア、ゲームオーバーからバンダイナムコの企画の成否という、本来こちらが負う必要のない責任をなすりつけているように今でも感じてしまうからです。

 

そんなわけで、否定的に見ながらもだからこそこんな企画で彼女たちがデビューの機会を失ってしまうなんてことはあってはならないと思いながらヴイアライブと接していくことになりました。

 

彼女たちとDreamin' Grooveの同時視聴を見るくらいで彼女たちが活動しているのは知っていながらも、配信を見るきっかけがないまましばらく経った時、9月後半が訪れました。

天海春香も参加しての中間発表、この配信は歌えなくなる宇宙、エールを送る春香というアイドルマスターver3.0が目指そうとしているものの一つが具体化された配信でした。

しかし、同時にどうしても感じざるを得ないものがありました。

 

彼女達の力量不足です。

 

もちろんアイドルは成長するもの、長い目でその成長を見守るのも付き合い方のひとつです。

ただ当時の私では、彼女たちにその可能性を見出せませんでした。

努力賞では、彼女たちを応援する義理が生まれませんでした。

そしてまた彼女たちの活動を横目に見る程度の生活に戻っていきました。 

 

 

そして2024/2/23、彼女たちとそのプロデューサーたちに大きな義理が生まれました。

 

MILLIONLIVE 10thLIVE TOUR ACT-4 MILLION THEATER応援広告です。

ミリオンライブ史上最高のライブを応援してくれた彼女達に応えたい、その思いでデビュー投票を済ませました。

そこからヴイアラP達の熱量の高さを見る機会が増えていき、色々あった末、少しでも彼女たちの力になればとライブも見ることにしました。

 

ライブについては、9月にみたものより大きく成長しており、何より彼女達の個性をよりはっきり感じることができるライブとなっていたと思います。

 

灯里愛夏

彼女については3人の中でも特にアイドルとしての魅せ方を身につけているように思いました。

最初のWe're the oneでいきなりギャップを見せつけ、太陽キッスでこれまでの積み重ねとライブそのものの盛り上げを行い、最後にalwaysで感謝を伝える。

彼女のライブパフォーマンス力と今までの積み重ねてきたストーリーを意識したバランスの良い構成だったと思いました。

特にWe're the oneを聴いた時は、こちらも視聴に対して意識を一段階上げさせるものがありました。

 

上水流宇宙

彼女については、これまでの1年間の活動の中での彼女自身の表現を行っているように思いました。

やりたかった曲、3人を描いたシャイノグラフィ、リベンジの眠り姫、どれも彼女がこの1年間の活動の中で得たもの、この1年間の成果を表現しようとしていると感じました。

そう言った意味で、彼女のパフォーマンスというのはこの企画に最もマッチしたものだったと思います。

 

レトラ

彼女は楽曲パフォーマンスに特化していた印象でした。

ダンスも印象的なEmergence Vibe、スタンドマイクを取り入れてパフォーマンスした純情Midnight伝説、どちらも素晴らしいパフォーマンスでしたが、これまでの道のりやハッタリを効かせたステージの魅せ方という意味では、他の2人よりも弱く引っかかるところが無いなと思いながら見ていました。

そんな中、Vocal審査で歌唱されたSING MY SONG。

歌を歌うこと、アイドルであることに誰よりも強い思いを持つ最上静香の楽曲、限られた時間しかアイドルでいられない彼女が、それでも夢のためにその時間を進める歌。

それを聴いた瞬間、今までのパフォーマンスの意図が理解できた気がしました。

彼女の長所である歌に彼女のストーリーを全部を載せるとしたら、SING MY SONGはこの上ない選曲であると共に、選曲に説得力を持たせるために、それまでのパフォーマンスも歌で通す、歌で魅せてきたからこそこの曲はより輝く。

まさに自分はこういう存在であると見せつけたパフォーマンスでした。

 

 

全体を通して、彼女たちのこれからが期待できると思えるライブでした。

これからも彼女たちの様子を見ながら応援してい期待なと思います。

ガンダムSEED FREEDOMが楽しみでない話

2024年1月24日 劇場版ガンダムSEED FREEDOMが公開される。

 

発表当初からあまりにも長い年月をかけての映画ということで待っていた人多いと思う。

私もその一人で初日から劇場に見に行く予定だ。

 

ただ、私の心境は新しいガンダムが始まるときのワクワクや、また長年待っていたものが見れる渇望、裏切られるんじゃないかという不安ないし、絶対に面白いものが見れるという期待の気持ちではない。

ただただえらく平坦な気持ちで今に至っている。

 

初日から見に行くどころか、こんな記事まで書いて何を言ってるんだと思われるだろうが、私の素直な気持ちはそれなのだ。

故にその気持ちを整理したいと思う。

 

これについておそらく大きいのは、「きっと面白いものは見られないんだろうな」という不安を通り越した諦観だと思っている。

当時から見てもちょっとアレ?と思うようなストーリーだったSEED Destinyの続編ということでハッキリ言って期待はしていない。

平和になった世界でうごめく陰謀、それをキラたちが無双して解決する。というSEED Destinyと同じようなあらすじ(SEED FREEDOMのあらすじ的に平和になっていないのが実にC.E.らしいが)しか求めてないし、多分求められていないのではないかと思っている。

 

ただMSは好きだし、キャラクターにはなんだかんだ愛着を持っているのだ。

当時見たフリーダムガンダムのスタイリッシュさ、デスティニーガンダムのカッコよさ、あれが自分のガンダムが好きという原動力、オタク人生のきっかけになっているのだ。そんな世界のMSがまた見たいという気持ちは間違いなくある。

キャラクターにしてもそうだ、ストーリーに期待できない以上、キラはもっとひどい目に遭うかもしれないし、シンも悪童から脱却できないかもしれないし、アスランアスランだろう。

だけれども、彼らが思い悩みながら進む様もまたうまく描かれてないだけでガンダムSEEDの物語なのだと思っている。

 

結局なぜ見に行くのかというと、このコンテンツに20年近く付き合ってきているからなのだ。

おそらく映画はモヤっとするストーリーで、MSはカッコよくて、キャラクター達はいい扱いを受けることはないのだろうと自分の中で決めつけてしまっている。

そして何よりXに書かれた感想を見て、「ふーんやっぱりそんな感じか」で満足してしまう自分が安易に想像できる。

自分の人生をここまで変えてしまったコンテンツにその態度はあまりに無礼だろう。

故に私は一人のオタクとして、一人の人としてガンダムSEED FREEDOMを自分の目で見届けたいのだ。

ミリオンライブの予習がしたいならアニメから!

8/19より劇場公開されているアニメ『アイドルマスターミリオンライブ 第一幕』(以下ミリア二)を見た結果、脳がミリアニに染まったオタクの文章です。

異次元フェスなどをきっかけに興味を持ってくれた方向けにミリアニってどんなのということを書いていきます。

核心に触れてはないですが、ネタバレあり進行です、ご了承ください。

あと、分かりやすさ重視でプロデューサーから見たら正確でない表現も使ってます。

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■ミリア二がどんなアニメか

では、このミリオンライブがどんなアニメか極端に言うと、アニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』です。

 

ストーリーとしては、自分の夢が分からない少女、春日未来がある日ふと見たアイドルのライブをきっかけにアイドルになり、自分のやりたいことを個性豊かなメンバーたちやプロデューサーと共に叶えていくというもの。

 

普通の中学生春日未来が、アイドルになっていくところからスタートし、そこから多くの仲間に出会う構成となっているため、ソシャゲ原作にありがちな登場キャラが多すぎるという要素は極力抑えめになっており、初見の方でも話が分かりやすい構成になっていると思います。

 

ストーリーラインは王道のアイドル物で、自分のやりたいこと、夢に向き合い、仲間たちや協力者と共に自分たちの力で叶えていく。

その中で各人の個性や夢を尊重しているからこそできる作風という点で虹ヶ咲という表現を用いました。

そして後述しますが、今までの展開へのリスペクトが多分に含まれていることも共通点と考えています。

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■ミリア二だからできること

では、ミリア二がどのようなところが特徴的かというと

アイドルマスターというコンテンツが使える

・全員を出す

・春日未来をメインに物語が進む

の3点にあります。

 

まず第1の『アイドルマスターというコンテンツが使える』については、何言ってんだこいつという話に聞こえるかもしれません。

これは春日未来が『ある日ふと見たライブ』のことですが、

このライブ、765PRO ALLSTARSのライブです。

呼称として、初代、無印、AS色々ありますが、とにかく天海春香を中心とした13名が登場します、歌います、踊ります、会話します、なんならアニメ『アイドルマスター』の赤羽Pもチーフプロデューサーとして出てきます。

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成長した彼女たちも出てくるアイマスブランドは、現状アイドルマスターミリオンライブしかないので、彼女たちもストーリーにかかわってくるというのはアイマスアニメにおいては特徴の1つです。

 

第2の『全員を出す』ですが、これも何言ってんだとなるかもしれませんが、ソシャゲ原作アニメにありがちな、登場キャラ数に制限を設けたり、一部キャラクターを背景、カメオ出演にするのではなく、全員をキャラクターとして本編に出演させている点です。

先述した765PROALLSTARSを含めると52人、色もカタチも輝きも違う、全員が主人公になりうる52人が1クールアニメであるミリア二の登場人物として登場する高度なバランス感覚は見どころの一つです。

 

そしてそのバランス感覚を支えているのが第3の『春日未来をメインに物語が進む』です。第1幕の時点で第4話までしか進んでいないので断言はできませんが、ミリア二にはおそらくお当番回がありません。

ひとりひとりにスポットライトを当て、1話かけて掘り下げるようなことはせず、春日未来(赤)、最上静香(青)、伊吹翼(黄)のいわゆる信号機の3人をメインに話が進みます。

そのうえで、他のアイドル達はある程度グループで行動しているので、初めての方は無理に1人1人追わず、AS、大人組、子供組、野球組などある程度の塊で見ると見やすいと思います。

 

塊になっているとはいっても、決して他のアイドル達の扱いがおざなりになっていたり、ストーリーの都合に合わせるような言動をとったりはしません。

1人例を挙げるとすると周防桃子、彼女はある話において損な役割を引き受けます。

しかし、その時の状況や彼女の境遇、性格を考えると妥当な言動であり、その後のフォローもしっかりとしているため、ストレスは極力抑えられるようになってます。

 

12話という限られた話数の中で、しっかりメインストーリーを置きつつもアイドル全員を描いていくということで、私もこれから凄く楽しみにしています。

 

■ミリア二とはアイドルマスターミリオンライブのアニメである

また当たり前の副題をつけていますが、第一幕を見て特に感じたことであるので少し書かせていただきます。

このアニメは原作、原案とかスピンアウトでは無く本当に「アイドルマスターミリオンライブ」というコンテンツのアニメ化と呼ぶのがふさわしいということです。

というのは、先ほど登場アイドルを52人と書きましたが、第一幕の時点で登場しているアイドルは50人です。

残り2人の白石紬、桜守歌織は最初のGREE版には存在せず、アプリ『シアターデイズ』にて追加されたアイドルであり、彼女たち加入の時点でミリオンライブは一度新しいスタートを切りなおしています。

しかしアニメでは50人でスタートして、彼女たち2人が加わるというミリオンライブの歴史を再現しています。

他にも、登場キャラクターは、『劇場版アイドルマスター輝きの向こう側へ』の流れを汲んでいたり、コミカライズリスペクトのシーンやコミカライズ作者による絵、会話するアイドル達の組み合わせなど、ほぼ全てのシーンに意味や元ネタがあるんじゃないかと思わせるほど細かいところまでネタがたっぷりあります。

見た後からでも履修したら更に楽しめるようになっています。

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■最後に

ミリア二に脳が染まったからこの文章を書いたと冒頭述べましたが、これは正確ではなく、キャスト、スタッフ陣のクソデカ感情に殴られたというのが正しいきっかけです。

私自身はミリオンライブのPであり、アニメ化にあたっても綿田監督のガンダムビルドダイバーズRe:RISEを見ていたことから、作品のクオリティについてはあまり心配せず、楽しい物語になるんだろうなーくらいに構えていました。

単純にミリオンライブのPが喜ぶアニメなら、いきなり52人全員出してわちゃわちゃさせればいいのだ、だって今までミリオンライブを応援してきたPは全員見分けることができるから。

 

舞台挨拶での春日未来役山崎はるかさんの発言引用

山崎「『何でもP(プロデューサー)は喜ぶやろ』って、作ってないです! 本当に(期待を)超えてきます。あと、各担当の皆さま、安心してご覧ください。本当に素敵なアイドルたくさん出てきます。自分の担当のことも観て、みんなのアイドルのことも観て、『ミリオンライブ!』のこともしっかり観ていただければと思います。これからもよろしくお願いします」

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しかし、制作側はそんな考えをしていませんでした、どうすれば初めての人にもわかりやすく届けることができるか、今まで応援してきた人も喜ばせることができるか、『アイドルマスターミリオンライブ』の魅力を余すことなく伝えることができるか、気づかれずに終わらせはしないその想いがあったからミリア二がこんなに良い作品になっているのだと思わせる第一幕でした。

そんな制作陣の今までのすべてを内包しつつ、これをきっかけにミリオンライブの魅力を伝えたいんだという強い想いに宣伝協力プロデューサーとして何か少しでも応えたいと思いこのように書いています。

 

アニメ『アイドルマスターミリオンライブ 第一幕』の劇場公開期間は9/7まで、その後は第2幕、第3幕と続き、10月からはテレビ東京BS11にて放送されます。

もちろん見ていただけるのであれば、テレビが一番気軽ですが、最上静香(青い子)のとあるシーンだけは劇場の音響で見ていただきたいというのが本音ですのでよろしくお願いします。

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聖地 豊洲にて

センチメンタル・グロウ春日未来がいいなという話

アプリゲーム『アイドルマスターミリオンライブシアターデイズ』にて、春日未来の新規SSRが追加された。

今回SSRとなった彼女のカードがとても可愛らしいのでここに書き残しておこうと思う。(覚醒エピソードネタバレありだが、今回特に大事なのはボイス)

 

覚醒前について

前半の髪留めの可愛さに着目しているいつもの未来から、それを着けてPに見られることを意識する気恥ずかしさに加え、褒められた嬉しさと照れが出ているボイスと落ち着かなくなって髪をいじっている姿が非常に可愛らしいカードになっている。

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覚醒エピソードについて

プロデューサーとのデートを終え、だけどまだまだ楽しかった今日という出来事に対する惜別が主だが、他の子もPが髪留めを選ぶんじゃないかと気にしたり、一緒にバスに乗ろうとするなど踏み込んだアプローチにも見えるが、おそらくそうではなくプロデューサーさん大変になっちゃうとか、もっと楽しくおしゃべりしていたいといった純粋な感情のように思える。

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覚醒後について

そこから一転Pと別れた後の未来のモノローグにドキッとさせられた。

ボイスのテンションとしては、今日も楽しかったな、1日ってなんでこんなに早く終わるんだろう?というところで、Pを意識しているという段階までは来ていない。

これ自体はこのカード全体の方針のように見える

だが、「・・・・・・本当に楽しかったなぁ。」の1日を振り返って話しているところから思うに、楽しかったの主題は、買い物自体や新しい髪留めではなくPと一緒に行動していたことのように話しているからではないだろうか。

今日が楽しかったのはPと居たからというところまでは、おそらくたどり着いていそうな感じながら明言はせず、かつ何故Pと居ると楽しかったかまでは明らかに到達していない絶妙な感じ、その先に行くとより成長できそうだが、まだ踏みとどまっていて欲しい、境目で揺れ動く14歳の普通の女の子がそこにいた。

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まとめ

私がなぜこんな記事を書いているかというと、このカードが普通に接している分にはまだまだ子供だなと感じる部分も多い未来だが(ここでは載せていないがch@tやふれあいについても未来の元気な一面が強く表れている)、一人になると明るいだけじゃない部分が垣間見える14歳の普通の女の子、春日未来を表現している1枚だったからである。

 

ということで、みんなも現在開催中(~5/11まで)のセカンドヘアスタイルガシャ~プライベートドレス編~を引こう!

 

以下かわいい未来ちゃ

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カリギュラ2が良かったって話(ネタバレなし)

あら、2出るんだ

 

2021/2/19に行われたNintendo direct

ゼルダの伝説スカイウォードソードHDやスプラトゥーン3などのタイトルが目立った中、私は、あるタイトルに目が止まった。

 

カリギュラ2、以前発売されたRPGカリギュラ」の続編である。

私は新田恵海さんがスイートPとして出演されていることから、このゲームの存在自体は以前から知っていたが、ついぞゲームに触れることは無かった。

 

実際、ダイレクトの映像を見た際も「へー」レベルの興味度であった。

しかし、キャスト情報が公開された途端、話が変わってしまった。

推し、いや正確に言えば推しの嫁である香里有佐さんのキャラがメインとして歌を歌うというではないか。

 

香里有佐さんといえば、アイドルマスターミリオンライブ 桜守歌織役など、その高い歌唱力が魅力的な声優であるが、その香里さんの歌が聞ける!しかも、前作のことを考えると10曲前後も!となると、買う以外の選択肢が無かった。

 

そして、ゲームを購入しクリアした感想であるが、

めっちゃ面白かった

正直な話、PVのグラフィックから敬遠したいなという気持ちは分かる。

だが、このようにわざわざ記事まで書いているのだから言うまでもないことなのだが、面白かったのである。

 

面白かったポイント1:戦闘システム

本作は、ターン制コマンド式のRPGであるが、ほかのコマンド式とは異なるシステムがある。

それがイマジナリィチェインである。

これは、一度コマンドを選択した後、その後のバトルの行方をシミュレートすることができるシステムだ。

シミュレートの結果、こちらより先に相手が攻撃してくることが分かったら、それを回避したり、カウンターするコマンドを選択しなおすことも可能だ。

そのため、コマンド式でありながらアクションゲームのような相手の行動に合わせたプレイが可能になり、格上の相手であっても、プレイ次第で相手の行動を完全に封じ、ノーダメージで勝利することができる。

 

この戦闘システムは特徴的で、考えながらプレイすることが楽しいのでぜひプレイしてもらいたい。

ただ、このシミュレートに時間がかかってしまい1バトルの時間が長くなってしまうのが玉に傷。

 

面白かったポイント2:ストーリーとキャラクター

このゲーム最大の面白いポイントはなによりストーリーである。

このゲームの大まかなストーリーとしては、『現実に後悔を抱えた人間を閉じ込めてしまう異空間から帰還する』というものなのだが、この『現実に後悔を抱えている』ということがポイントでこのゲームに登場する敵、味方、モブを含めたすべてのキャラクターが何かしらの重い過去を抱えているのである。

 

オタクは『一見普通に見えるが激重な過去を抱えていて、普段の言動もその過去を踏まえて見るとなるほどそういうことだったのかとなるキャラ』が大好きだが、カリギュラはそれが全員に適用されるのである。

 

主人公サイドの人数は9人と多めの人数であるが、それぞれがストーリー上で役割を持っており、最初はちょっといけ好かないなと思うようなキャラでも、言わなきゃいけないこと、言いにくいことをハッキリ言ってくれたり、熱いものを見せてくれたりと徐々に絆されていく過程が見え、全員がよく目立つパーティとなっている。

一方、敵サイドは主人公達が現実に帰るのを阻むことになるのだが、思想は一枚岩ではなく、現実に帰りたくない者から、ただ異空間を利用しているだけの者もいたりと、敵幹部内及び味方サイドともしっかりドラマを展開していくのが魅力的だ。

 

また、カリギュラというゲームの最大の特徴は、このキャラクターの過去を知るかどうかは任意ということである。

ストーリーを進めていくと、何かしら過去を察せられる言動をしていくのできっとこの人はこんなことがあったんだろうなと推理することは可能だ。

しかし、この行為は「人の過去や後悔を勝手に想像するな」とゲーム内で釘を刺されている。

そのキャラクターの地雷となっている部分をあえて踏み抜き、その後悔に触れていくモードでは、ノベルゲームライクに正しい選択肢を選んでいく。選択肢を間違えた時のショックは大きいが、完走できたときに見られるキャラクターの反応もまたひとしおだ。

 

面白かったポイント3:楽曲

このゲームの全体的な世界観として、ボーカロイド(このゲームではバーチャドールと呼ばれる)の楽曲の世界を冒険するというものがある。

そのためこのゲームには、cosmo@暴走Pさんやsasakure.UKさんなど多数のボカロPが楽曲を提供している。

ダンジョン内では楽曲のインストが常に流れており、戦闘になるとシームレスにボーカルが入る仕組みとなっている。ボス戦になるとRemixバージョンが流れたりと世界観により没入することが可能だ。

そしてこの楽曲を歌うバーチャドール・リグレットを演じるのが、ほかならぬ香里有佐さんなのだ。

更に峯田茉優さんが演じるバーチャドール・キィも同じ楽曲を歌うことができ、それぞれの歌い方の違いを楽しむこともできる。

 

また、楽曲をそのまま聴いてもよい曲たちなのだが、楽曲たちは各ダンジョンのボスが作った設定となっており、彼らが抱えている後悔が色濃く反映されたものとなっているため、一度ストーリーをクリアしてから聴くと感じ方が変わるという、一曲で二度おいしい構成となっている。

 

 ということで、カリギュラ2について書いていったが、このゲームの最大のキモはゲームクリアの上では必要のない行為であるキャラクターたちの心の奥に踏み込んでいくことにある。

そのため、制作側からも核心に迫る部分のネタバレは配慮するようにアナウンスしており、ゲーム機側でも録画や配信には一部制限がかかっている。

カリギュラのタイトルの由来となっている、禁止されるとかえって興味を持ってしまうというカリギュラ効果を体験するためにもぜひゲームを買ってプレイして欲しい。

 

 

ところで、カリギュラ2を彩る個性豊かな楽曲たちを歌唱している香里有佐さん、峯田茉優さんの両名が距離を縮めるための配信番組「峯田茉優は香里有佐と仲良くなりたい!」が、8月11日(水)午後9:00から始まるそうなのでこちらもぜひ見てほしい。

ツイッターに書いてたイベントの感想まとめ

2019年に行ったイベントの感想ツイートのまとめ

 

1/29 ミルキィホームズファイナルライブ Q.E.D. at 日本武道館

 

2/9 TB03 リリース記念イベント at よみうりランドらんらんホール

 

2/24 ヴェートーク(ゲスト:香里有佐) at 渋谷BAR JACK

 

 

イロドリミドリLIVE'18~第2話『Over the 7 lights』に行ってきました

11/21に行われたイロドリミドリの2ndワンマンライブ イロドリミドリLIVE'18~第2話『Over the 7 lights』 に行ってきました。

 

セトリはこのような感じ

1. Change Our MIRAI!

2. 無敵We are one!! (2コーラス目まで歌唱後暗転し中断)

(白奈の独白)

3. My Deearest Song

(凪の独白)

4. イロトリドリのメロディ

5. TRUST

(なるの独白)

6. -OutsideR:RequieM-

7. 猫祭り

アリシアナの独白)

8. プリズム

(なずなの独白)

9. ポルカドット

(芹菜の独白)

10. Very!Merry!!Session!!!

(白奈の独白)

11. クレッシェンド・ストーリー

12. 無敵We are one!! (中断部分から再開)

13. Still

14. Change Our MIRAI! (Our 7 Lights)

アンコール

15. Help me, あーりん!

16. なるとなぎのパーフェクトロックンロール教室

17. ウソテイ ~一回戦せりな vs しろな vs なずな~

18. 燃えてもエンジョイ!宛城、炎上!!

19. 光線チューニング~なずな妄想海フェスイメージトレーニングVer.~

20. GO! GO! ラブリズム ~あーりん書類審査通過記念ver.~

 

アンコールを含めた計20曲であったが、今回の構成はアンコールというよりは1部2部の2部構成といったほうがいいかもしれない。

 

もうすでにイロドリミドリとしては、CHUNITHM AMAZONの発表やイロドリミドリ2ndシーズン、新キャラクターの登場など次のステップが展開されている。

しかし、そもそもこのライブは9/30に行われる予定であったものが、台風の影響により延期となっていた。

以前

‪イロドリミドリLIVE'17~第1話『Still Going On!!!!!!!』の感想的な何か - イロドリ勢が始めるチュウニズム日記

にも書いたが、イロドリミドリのライブは世界観をとても大事にしている。今回のライブも会場である中野サンプラザでライブをやるという理由付けのためにプロローグのマンガまで用意しているくらいだ。

そんなイロドリミドリだからこそ、今回のライブは卒業した那知への想い、那知も含めてイロドリミドリなのだという1stシーズンを締めくくるライブだった。

前半のライブは、そんなイロドリミドリの想いが強く現れていた。

特にStillでは、那知が担当していた間奏のヴァイオリンパートを那知からヴァイオリンを託された白奈が弾く振り付けになっていたりと、那知のいない、それでも那知とともにある構成となっていた。

そしてアンコールを待っている最中に鳴り響く白奈の携帯、そこから聞こえてきたのは那知からの留守電、正直なところ予想はしていたが無くてもしょうがないと半ば思っていた部分だったためかなりうれしかった。

 

後半のライブパートは、コール全開のイロドリミドリのライブを語るうえでは絶対に外せない曲たちが目白押しだった。

とりわけウソテイや宛城、炎上など長時間コールする曲ではコールに夢中で演者のパフォーマンスが見れないんじゃないかと思うほどであった。(宛城、炎上のときのM・A・Oさんのダンスがめちゃかっこよかった)

 

最後はMCからのGO!GO!ラブリズムで〆。各々のMCの中で特に印象に残ったのは、福原綾香さんの残念ながら今日来れなかった人が悔しいと思うくらいの楽しかったって感想を書いてくださいと佐倉薫さんの(那知の卒業により)編成上披露するのが難しい楽曲があるのが悔しいの2つ

それだけ那知(今村彩夏さん)のことを想っている、だからこそ2ndシーズンが始まる前に6人としての想いを伝えたかったということが伝わってきた。

最後のGO!GO!ラブリズムはいつも以上弾け飛んで騒ぎまくって声が枯れるほど叫んだ。

 

全体を通して、ただのキャラクターコンテンツのライブという枠組みにとどまらない、ライブも含めてイロドリミドリという大きなストーリーが感じられながらも盛り上がるところはしっかり盛り上げるイロドリミドリらしさ全開のライブでとても楽しいライブでした。

そして終演後に告知されたネクストライブ、もうすでに2ndシーズンの話も動き出しており新しい仲間と今度は一体どんな音を奏でるの今からとても楽しみです。