2024/3/31に行われたヴイアライブのライブ、まず何よりも1人も欠かさずデビューした3人と彼女達の可能性を信じ続けたプロデューサーに賞賛と労いを贈りたいと思います。
ここからはライブを見ていた個人としてのこれまでのヴイアライブの見方とライブの感想になります。
まずはっきり言ってしまうと、1年間の審査の末にデビューが決定するというこの企画は今でも快く思っていません。
このプロジェクトの立ち上げ当時、アーケード時代にプロデュース失敗したアイドルを見て謝罪をするプロデューサーの姿が印象に残っていると話しながらこの企画の説明をした時、かなりの驚きをもっていました。
彼女達はアイドルだがそのプロデュースはあくまでゲーム、分析して失敗したらまたやり直して頑張ればいい、その関係は今でこそ、「アイドルとプロデューサー」と呼べるものだが、その関係はあくまで「ゲームとプレイヤー」の延長線上にあるもの、そこに現実のアイドルオーディション要素を組み込むことにとても抵抗がありました。
プロデュース成否がゲームクリア、ゲームオーバーからバンダイナムコの企画の成否という、本来こちらが負う必要のない責任をなすりつけているように今でも感じてしまうからです。
そんなわけで、否定的に見ながらもだからこそこんな企画で彼女たちがデビューの機会を失ってしまうなんてことはあってはならないと思いながらヴイアライブと接していくことになりました。
彼女たちとDreamin' Grooveの同時視聴を見るくらいで彼女たちが活動しているのは知っていながらも、配信を見るきっかけがないまましばらく経った時、9月後半が訪れました。
天海春香も参加しての中間発表、この配信は歌えなくなる宇宙、エールを送る春香というアイドルマスターver3.0が目指そうとしているものの一つが具体化された配信でした。
しかし、同時にどうしても感じざるを得ないものがありました。
彼女達の力量不足です。
もちろんアイドルは成長するもの、長い目でその成長を見守るのも付き合い方のひとつです。
ただ当時の私では、彼女たちにその可能性を見出せませんでした。
努力賞では、彼女たちを応援する義理が生まれませんでした。
そしてまた彼女たちの活動を横目に見る程度の生活に戻っていきました。
そして2024/2/23、彼女たちとそのプロデューサーたちに大きな義理が生まれました。
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ミリオンライブ史上最高のライブを応援してくれた彼女達に応えたい、その思いでデビュー投票を済ませました。
そこからヴイアラP達の熱量の高さを見る機会が増えていき、色々あった末、少しでも彼女たちの力になればとライブも見ることにしました。
ライブについては、9月にみたものより大きく成長しており、何より彼女達の個性をよりはっきり感じることができるライブとなっていたと思います。
灯里愛夏
彼女については3人の中でも特にアイドルとしての魅せ方を身につけているように思いました。
最初のWe're the oneでいきなりギャップを見せつけ、太陽キッスでこれまでの積み重ねとライブそのものの盛り上げを行い、最後にalwaysで感謝を伝える。
彼女のライブパフォーマンス力と今までの積み重ねてきたストーリーを意識したバランスの良い構成だったと思いました。
特にWe're the oneを聴いた時は、こちらも視聴に対して意識を一段階上げさせるものがありました。
上水流宇宙
彼女については、これまでの1年間の活動の中での彼女自身の表現を行っているように思いました。
やりたかった曲、3人を描いたシャイノグラフィ、リベンジの眠り姫、どれも彼女がこの1年間の活動の中で得たもの、この1年間の成果を表現しようとしていると感じました。
そう言った意味で、彼女のパフォーマンスというのはこの企画に最もマッチしたものだったと思います。
レトラ
彼女は楽曲パフォーマンスに特化していた印象でした。
ダンスも印象的なEmergence Vibe、スタンドマイクを取り入れてパフォーマンスした純情Midnight伝説、どちらも素晴らしいパフォーマンスでしたが、これまでの道のりやハッタリを効かせたステージの魅せ方という意味では、他の2人よりも弱く引っかかるところが無いなと思いながら見ていました。
そんな中、Vocal審査で歌唱されたSING MY SONG。
歌を歌うこと、アイドルであることに誰よりも強い思いを持つ最上静香の楽曲、限られた時間しかアイドルでいられない彼女が、それでも夢のためにその時間を進める歌。
それを聴いた瞬間、今までのパフォーマンスの意図が理解できた気がしました。
彼女の長所である歌に彼女のストーリーを全部を載せるとしたら、SING MY SONGはこの上ない選曲であると共に、選曲に説得力を持たせるために、それまでのパフォーマンスも歌で通す、歌で魅せてきたからこそこの曲はより輝く。
まさに自分はこういう存在であると見せつけたパフォーマンスでした。
全体を通して、彼女たちのこれからが期待できると思えるライブでした。
これからも彼女たちの様子を見ながら応援してい期待なと思います。